第1166話「過去と未来」

午前一時の軍。

侵略兵器生命体の実現性について話し合う議会が現れた。

軍の兵器は女子型高等生命体(一般人が想定する女子高生を指す言葉。ごく僅かな例外を除けば基本的に侵略といった対外的な活動に参加することは無いが、どうにか洗脳して侵略兵器として流用できないかといった検討が行われているという噂がある)よりもずっと貧弱なので、軍としては女子高生の一匹さえ自由に操ることができれば軍事的優位を保つことができると考えられていた。しかし洗脳などの外部干渉に対して女子高生は強い耐性を備えており、一般的な手段では到底実現できないものと上層部は半ば諦めてしまっている。諦めずにいたメンバーは軍を離れ、技術を磨き、女子小学生の洗脳と改造を可能とした。彼らこそ悪の組織の始まりである。

だが最終的に長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で悪の組織を滅ぼした。

こうして軍が女子高生を侵略兵器として利用する可能性が完全に断たれた。

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