第1164話「別にそういうつもりではなかった帯刀女子高生」
午後二時のセーヴル。
帯刀女子高生が現れた。
国際キログラム原器は核爆弾(一般人が想定する危険な兵器を指す言葉。とはいえその危険度でさえも兵器女子高生には遠く及ばない)よりもずっと危険で重要な物体である。重量という概念を定義している国際キログラム原器は女子高生たちにとって大変に需要のある物体だ。女子高生とは少しでも体重を軽くしたい生物であり、国際キログラム原器が女子高生の手に渡ったが最後、限りなく物体を足し合わせていくことでキログラムという単位を重くし、自身の体重を減らそうと試みるだろう。しかし、帯刀女子高生は違った。そんな悪しき女子高生の手に国際キログラム原器を渡さぬよう、事前に破壊しにやってきたのだった。保管された国際キログラム原器の下に辿り着くと、抜刀し構え、国際キログラム原器を両断した。
そこにいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で国際メートル原器も破壊した。
世の理を定めるのは原器連中などではなく、レールガン女子高生であった。
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