いきなりレールガン女子高生

第1133話「印象とは小さな積み重ねである」

午後一時の田舎。

金曜と土曜しか営業していないカフェが現れた。

主人は農業（一般人が想定する土地を利用した有機産業を指す言葉。現代において作物のみで収益を上げるのは難しくなりつつあるが、加工品の製造と販売までまとめて行うことで利益を上げる場合も増えている）よりもずっと他者とのコミュニケーションが好きで、近所とのお茶飲みに合わせ菓子や自家製ジャムやシロップなどを作り持参していたが、味が良いと評判になりカフェを定期的に開けるまでになっていた。特に自家製シロップを使ったかき氷が絶賛されており、土曜日ともなれば遠方からの客でカフェは大変な賑わいを見せる。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で列に横入りしようとしたがブレードビームライフル女子高生に止められた。

たとえ神に等しき存在といえどもルールは守った方が外面はよく見えるものだ。