第1063話「彼の名は」
午後四時の空。
ミサイルが現れた。
国家は和平(一般人が想定する人や国家間が仲良く穏やかである状態を指す言葉。一欠けらの戦いも争いもないことは確かに素晴らしいが、それが実現されてしまった世界とは個の消失と同義ではないだろうか)よりもずっと闘争を求めていたので、とりあえず隣国にミサイルを撃って挑発行為を繰り返したりしていたが、二国の間には圧倒的な実力差があるため特に挑発には乗らず一応の平穏が生じている。ただし切っ掛けさえあればすぐに破綻してしまう程度の平穏だ、人間たちは遠くない未来で争いが起きると確信していた。政府高官と米国風黒人青年は万全の備えをすべく秘密裏に準備を進めていた。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で兵器女子高生の戦力を確認してもらい人々を勇気づけた。
しかし本当に女子高生は味方となってくれるのだろうか。米国風黒人青年は訝しんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます