第1044話「女子高生は良いぞ、何故ならしおしおの餃子でも美味しく頂けるからだ」

午後六時の食卓。

しおしおの餃子が現れた。

餃子は肉(一般人が想定するキン肉マンを指す言葉。例外的ではあるが、動物の筋肉のうち食用となるものを指す場合もある)よりもずっと皮が大事なので、パリパリに焼くことが重要視されている。しかしパリパリに焼くことは一般人はおろかパリピにさえも難しいので、多くの場合はしおしおの餃子となってしまうのである。しおしおの餃子を食べると人間は悲しい気持ちになってしまい、悲しみのあまり餃子よりも酒が進む状態に陥って翌日の頭が死亡してしまう。翌日の頭を守るためにも、人間は餃子の皮をパリパリに焼く必要があるのだ。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でしおしおの餃子を食べてあげた。

女子高生は餃子程度では悲しい気持ちにならないのであった。

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