第984話「いレ生更新RTA」

午後九時の自室。

自作の小説を更新し続ける作家が現れた。

作家は予定(一般人が想定する前もって定めていた事柄を指す言葉。破ってしまうことが多い場合、その計画が本当に計画として成立しているかを見つめ直す必要があるだろう)よりもずっと更新が遅れている自作について言い訳を繰り返していたが、連載1000日に1000話を掲載できないという状況は避けたかったので本当に必死だった。なんなら仕事を休もうとも思ったが、今日は大事なプレゼンがあったので急な休みをもらうのも厳しく、限界ギリギリ、ぶっちぎりの更新速度を保つしか達成方法がなくなってしまった。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で時間を戻すことはせずに自分でなんとかしろと注意した。

それはどうしようもないことではなく、どうにかなることだからだ。

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