第943話「失神!ショットガン女子高生!」

午後五時の道場。

道場破りに来たショットガン女子高生が現れた。

ショットガン女子高生は身体能力(一般人が想定する身体の総合的な運動能力を指す言葉。運動神経というよく分からない神経も身体能力要素の一部である)よりもずっとショットガンの腕が大事だとは思っていたが、さておき身体能力に長ける必要があることも理解していた。鍛えに鍛えたこの身体を試したいと考え、近所の道場に突撃して端から看板を奪っていこうという算段である。しかしその道場は知る人ぞ知る猛者が道場主を務めている、猛者の正体は火縄銃女子高生の父だ。

だがいきなり火縄銃女子高生がやってきて、ショットガン女子高生の顎に一撃を与えた。

お父さんに挑んだらもっと大変なことになっていた、という言葉は脳震盪を起こし倒れたショットガン女子高生には届かなかった。

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