第899話「三人の選ぶ道_序(09)」

午後五時の外界から遮断された魔法空間。

大魔法小学生が現れた。

大魔法小学生は魔法小学生(一般人が想定する魔法の力を得たグレネードランチャー女子小学生を指す言葉。通常、小学生は魔法の力を得ることができないため、魔法小学生自体が例外的な存在である)よりもずっと高い魔力と技術を得た存在だ。長い年月をひたすら修行に当て、修練の果てにたどり着く極致、最終的な到達点。姉の才覚とあり得たかもしれない可能性、未来を一時的に消費して、本来ならば成長に必要な時間を圧縮したのだ。

そこでいきなり大魔法小学生はグレネードランチャーを振りかざし、自立型女子小学生兵器を停止、時間逆行の魔法により兵器であった過去を取り払った。

さくらちゃんとゆきのちゃんはただの女子小学生に戻った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る