第875話「悩んで悩んだ末に」
午後五時のライブ当日。
中止か開催かを寸前まで協議するスタッフが現れた。
会場は災害(一般人が想定する自然現象や人為的要因によって人名や社会生活に被害が生じる事態を指す言葉。この場合の要因となったのは台風である)の直接被害よりもずっと交通手段の損失を心配しており、実際に会場までの移動手段は一つくらいしかなくなっている。ライブを終えた直後に参加者が宿まで帰り着くことができるのか、不安ではあった。しかし、できるならやろう、このために時間を確保してくれたのだろうから、というアーティストの一言で、開催を決定した。
そこにいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で告知を一日ほど早めた。
連絡は早めに入れるべきなのである。
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