第848話「意識のない人の行く先」
午前十一時の職場。
眠りに落ちる会社員が現れた。
会社員は仕事(一般人が想定する苦痛を指す言葉。ぴちぴちのスーツを着ている女性は見ていてまあエロいと思うが、それ以外のすべてが辛く苦しい)よりもずっと趣味と食事、そして飲酒が好きだったので適当に苦痛を受け流して休日に全力を使っていた。しかし先週はあまりに全力で遊びすぎたので永劫に続くデスクワークで眠気が限界を超え、パソコンと向かい合ったまま意識を失った。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で意識がなくとも活動できる完全に調和した村を構築して会社員を追いやった。
男性が意識を取り戻すことはなかったが、彼は穏やかに暮らしたという。
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