第815話「女子高生たちの宴 #4」
午前八時の有明。
戦闘準備を整えた勇士たちが現れた。
雄オタクは夏(一般人が想定する四季の中でだいぶしんどい季節を指す言葉。ちなみにしんどくない季節は存在しない)よりもずっと冬の方が生存確率が高いことを知っていたが、だからといって夏の祭典を休むつもりはまったくない。いつも通り、万全の態勢で戦場に乗り込んでいるはずなのだが、周囲の気配はいつもと異なっていた。周りにいる同志たちの多くが夏らしい装いをしているのだ。戦場で生き残るための装備をしている者はわずか、今年の夏は何やら一味違うようだと激しい戦いの予感に震える。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で雄オタクを殲滅した。
この夏は夏らしい格好をした女性しか会場の立ち入りが許可されないのである。
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