午前七時の海。

イルカが現れた。

海は陸（一般人が想定する道具の助けなく長時間歩くことができる場所を指す言葉。つまりデブに陸はない）よりもずっと深海生物に代表されるような変な造形をした生物をたくさん抱えているが、それら妙な生物の元締めがイルカであることはあまり知られていない。イルカは正面から見ると怖いが、その恐怖の顔面で深海生物に代表されるような変な造形をした生物たちを制御し、最終的には地上へ侵略行動をかけようとしていた。これは識者の中では当然の情報ではあるが、あと百年もするとイルカが世界の支配者となるのだ。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でイルカを手懐けた。

イルカ程度に女子高生は敗れない。