午後五時の公園。

家に帰らないグレネードランチャー女子小学生が現れた。

ランドセルはいつも（一般人が想定する平時の状態を指す言葉。変化がないことは果たして良いことなのか）よりもずっと重かった。中には教科書ではなく、旅荷物がこれでもかとばかりに詰め込んである。グレネードランチャー女子小学生は自立女子小学生型兵器となった過去を持つ友達二人を完全に元通りとするべく、散り散りとなった悪の組織、その痕跡を辿る旅に出た。状況が状況だけに姉を頼ることもできない。辛く厳しい旅になるだろう。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で応援した。

強力なバックアップにより旅がだいぶ楽になった。