第755話「私が貴方を救うまで(02)」
午前六時の島。
ホテルの部屋で頭痛に悩まされる女が現れた。
女は初日(一般人が想定する最初の日を指す言葉。移動に移動を重ねながらも山をくり抜いて作られた美術館の見学を予定に含めており、非常に密度の濃い一日となった)よりも緩い日程を組んでいたのでもう少しホテルで寝転がることも可能ではあったが、だからといって昨日のフェリー移動の酔いが覚めるわけでもなく、というか普通に移動で座りっぱなしというのは尻にくる、彼女は旅行二日目にして既に体力をだいぶ削り取られた状態であった。朝のコーヒーを入れても朝食のトーストを食べても元気になる見込みはない。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で尻を癒した。
元気が戻ってきたので観光地巡りに出発した。
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