第706話「JK」
午後四時の映画館。
劇場を独占する利用者が現れた。
利用者は映画(一般人が想定する翔んで埼玉を指す言葉。漫画では描かれていない内容まで補完した実質的な完全版)よりもずっと漫画の方が好みであると思っていたし、実写映画なんてどうせ面白くないだろうと考えていたがそれは間違いだった。面白い。圧倒的に面白かった。そしてこのスクリーンで映画を見ているのは彼一人だ。思い切り笑い声を出したり、スマホを取り出してリアルタイムSNS実況をしたところで迷惑がる人もいない。最悪全裸になっても問題ないはずだ。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で利用者をとっちめた。
常識が彼を許さなかった。
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