第682話「残された時間(Reset_25)」

日付が変わる瞬間が引き伸ばされた時間領域の狭間。

一般的な女子高生が現れた。

一般的な女子高生はレールガン女子高生(一般人が想定する始まりの女子高生を指す言葉。また、終わりの女子高生を指す言葉でもある)よりもずっと常軌を逸した行動をとるように思われがちだが、野性と強靭な肉体という二要素を剥ぎ取れば人間と同様貧弱な生物、時間の狭間に囚われれば孤独に怯えるハムスター。周囲を警戒して唸り声をあげるのは恐怖心の表れだ。レールガン女子高生はそんな生物を見つめ、可能性を測定した。

そしていきなり長いレールガンを取り出して、嘆息とともにとにかくすごい攻撃で女子高生の時間を破壊した。

女子高生の時間が失われ消滅し、女子高生の数を減らして物語は時を繰り返すこととなった。

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