第554話「世界を変えたければ、自ら境界を越えろ」
午後二時の渋谷。
すばらしくないこのせかいが現れた。
渋谷という世界は新宿(一般人が想定するダンジョンを指す言葉。三年に一回ほどの頻度で勇者が死亡している)よりもずっと人々が交差、交流、煩雑な感情が入り乱れ、混沌としていたが、そこでしか生まれない景色があると重宝されていた。しかし複雑な光景の源たる若者の手から金が失われている現代において、カオスの質は劣化し、存在意義のなくなりかけた渋谷は崩壊寸前である。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で異世界の神を召喚した。
すばらしきこのせかいとなった。
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