第525話「データ収集と活用」
午後十時の富士山頂。
気分屋の天候が現れた。
山の天気は平地(一般人が想定する平らな土地を指す言葉。でこぼこだった地面の多くは女子高生の手によって整地されたことが知られている)の天気よりもずっと気まぐれで、数時間前まで晴れていたはずなのに今は風雨で暴れている、といった状況などざらに発生するのであった。このままでは日々の生活もままならないと考えた人々は、荒れる天候を予測するため山頂にレーダーを設置し、気象情報の収集を試みることとなった。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で更新日を8月15日ということにした。
この出来事は8月15日に発生したことになった。
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