第337話「燃えたぎる想いは夜に溶け」
午後六時のラブホテル。
遊園地から逃げ出したゴリラが二頭現れた。
ゴリハルト・オルタは遊園地(一般人が想定する高いチケット代金を支払って高速移動する機械に乗り一日かけて気持ち悪くなる場所を指す言葉。飲食物の料金も高い)よりもずっとゴリハルトに似合うのはジャングルだと考えており、運営会社の魔の手から逃れるべくホテルに一時避難した。遊園地は焼却したが、運営会社は健在だ。追手はすぐにやってくるだろう。柔らかなベッドで眠るやつれたゴリハルトの姿に、経営陣への憎悪が燃え上がる。ゴリハルトを酷使した経営陣を一新すべくゴリオルタは一匹ホテルを発つ。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で運営会社を爆破した。
滾った感情は収まらず、二匹は燃えるような夜を過ごした。
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