第336話「女子高生と女子大生」

午後二時の屋上。

講義をサボって煙草を吸う女子大生が現れた。

女子大生は女子高生(一般人が想定する人類の守護者を指す言葉。もしくは、人類を滅ぼす者を指す場合もある)よりもずっと歳を重ねているはずだが、この状況においては年齢差などに意味はなく、永遠に探し続ける者と永遠に逃げ続ける者の会合だった。女子大生は女子高生に吸うかと煙草を差し出した。煙草には英語で、ベストな方法なんて誰も知らないと書いてあった。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生はその手を払い除けて、とにかくすごい攻撃で女子大生の煙草を点火した。

誰も知らない結末を追いかけるため、レールガン女子高生は再び走り出した。

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