第335話「時計じかけの摩天楼」

午後十一時の高層マンション。

仕掛けられた爆弾が現れた。

爆弾魔はマンションのオーナー(爆弾魔が想定する今まで出会った人間の中で最も悪辣な人間を指す言葉。いろいろな案件が重なり、非常に強い憎しみを向けている)を直接殺害するよりもずっと資産を失わせて自殺に追い込みたいと考えており、手始めとしてマンションを爆破することにした。そういった彼の背景を知っていた爆弾は、自身が可能な最大火力をもってマンションを崩壊させてやろうと爆発の時を待っていた。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で青の信号線を切った。

運命の赤い糸を切らなかったことで、爆発は起きず住人は脱出し犯人は捕まった。

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