第298話「自然と人の決戦」

午前零時の山奥。

別荘に近づく不穏な影が現れた。

熊は人(一般人が想定する人間を指す言葉。ゴリラではない)よりもずっと力が強く、体格も大きく、そして冬眠前準備である食料の食いだめができなかったので非常に餓えており冬眠もできず、人里に降りてきて人間を殺害しては食らっていた。血肉の味を覚えた熊ほど危険なものはない。人喰い熊はウサギに匹敵する脅威と認定され討伐隊が結成されたが、討伐に向かった誰ひとりとして帰ってくることはなかった。調査の結果、原因は雪山にあることが判明する。前も見えない猛吹雪の中、死角から襲い来る人喰い熊は場合によってはウサギを凌駕する脅威なのであった。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で吹雪による自然の防壁を撃ち払った。

討伐隊が勝利した。

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