第216話「酔っ払いは害悪」

午後九時の自室。

ワインをあおる大人が現れた。

レールガン女子高生は大人(酒に溺れた人間を指す言葉。ここでは特に酒種は指定しないが二日酔いが確定していることを条件とする)よりもずっと女子高生が好きだったが、特段それは恋愛的な意味で好きというわけではなかったし、レールガンの方がずっと好きだった。とはいえ嫌いで物を語った場合、酔っ払いはかなり嫌いな部類だったため、いつもの砲撃でさっくりと酔っ払いを葬り去った。

だがいきなり生放送配信をしている女子高生が現れて、とにかくすごい号泣で酔っ払いの死を悼んだ。

レールガン女子高生は安易な殺戮を控えることに決めた。

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