第155話「性欲がすごい」
午前五時のウサギ小屋。
ウサギに転生した女が現れた。
女はウサギ(一般人が想像するウサギを指す言葉。種によって多少程度は異なるが、長期的でゆるい繁殖期と人間への強い殺意を持っていることが多い)よりもずっと発情しており、年間を通して夜な夜な男を誘っては快感を得つつ援助交際による金稼ぎをしていた。ウサギになってからもその悪癖は変わるどころかますます悪化し、周囲のオスを誘っては定期的かつ高頻度での子作りにいっそうのこと励んでいた。彼女にとって、ウサギという動物は非常に適切な転生先であった。ウサギは増加の一途を辿り、人間は絶滅の危機に瀕していった。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で転生先を一文字変更した。
ウナギの漁獲量が回復し、人間の数が増加した。
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