第100話「地底人はすごいが人類だってすごい」

午前三時の東京。

プレミアムフライデーだと人々が浮かれ始めた金曜日、地底人が現れた。

地底人は地上人(一般人が想定する一般人を指す言葉。以前一度地上人を撃退した過去を持つが、誰の手によるものかの記憶は失われている)よりもずっと高い技術力を誇っていたが、地上人は努力と結託、最終的には数の力で地底人を圧倒していた。核爆弾をも無力化する地底人だったが、地上人は勝てるはずだと根拠のない、しかし本物の自信を手に戦い、どうにか地底人に勝利することができた。

そう、いきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で地上人の記憶を撃滅していたのだ。


勝利の確信をもって臨めば、運命にさえ撃ち勝てる――

レールガン女子高生は知っていた。

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