第39話「同人誌にイラスト寄稿してくれるの?マジで?」

午後十時の締め切り前日。

完成直前で重大なミスに気付いてしまったイラストレーターが現れた。

イラストレーターは信頼(仕事をする上で何よりも大切なステータスを指す言葉。信頼がなければ仕事を生み出すことすらできない)されるよりもずっと信頼を失うことが容易いことを知っていたし、ミスがあれば即座に伝えることが結果的には信頼の維持に繋がることも承知していたが、今回のミスはあまりに重大すぎてとても話せるレベルのものではなかった。なんとか伝えずに済む手段を講じようとはしたが、如何ともしがたく、イラストレーターは絶望の淵にあった。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で重大なミスを取り消した。

無事完成したイラストを納品することができた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る