尻と腿の境界

四十九院霍舜

第1話

 僕は横になって尻を掻いていた。他にすることはないのか、そう言われても僕は無職だ。

さて僕は尻を掻いているつもりなのだが、ここに少し疑問がある。僕が掻いている尻ではなく、腿なのではないだろうか。

 僕が爪を立てている所は、尻の穴から確かに遠い。しかし僕の尻は巨大だ。ついでに言えば腿だって大きい。ここは尻だろうか、腿だろうか、疑問は深まるが、僕の全身は球体に近いのだから、どちらでも同じなのかもしれない。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

尻と腿の境界 四十九院霍舜 @Uzumaki_Panda

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ