盲目と硝子

作者 土御門響

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★★★ Excellent!!!

澄み渡る文章とガラスの雰囲気がマッチして、素敵な作品に仕上がっています。
主人公は視覚障害のある少女。些細なことでも、主人公にしてみれば大きな冒険なのだと思いました。
視点のばらつきはありますが、それを差し引いても素敵な作品です。
ぜひ、ご一読を。

★★★ Excellent!!!

盲目の少女の感じる世界が丁寧に描かれている。硝子というのは、内部に装飾が施されていたりするので(例えばレースガラスのような)目の見えない人にはどんな風に感じられるのか、少し想像しづらい。
けれどこの小説に登場する少女はとても聡くて、硝子の透明さすらその指先で感じられるのではないかとすら思う。彼女を見守る大人たちの視線と、硝子の涼やかさが心地よい一篇。

★★★ Excellent!!!

物語も然る事乍ら私がこの作品を拝読し覚えたことは、情景が鮮やかに読み取ることが出来る、と言ったことでした。
私には到底出来ない、そもそも私は語彙力が足りないだけなのですが( ̄▽ ̄;)
勉強してらっしゃる事が切に感じられる鮮やかな絵画のような作品でした

★★★ Excellent!!!

目の見えない女の子・美鈴ちゃんと彼女をやさしく連れて歩く亜希姉ちゃん。そしてガラス工房の松下さん。
まだかすかに夏のニオイが残っているような秋の日のささやかなお話です。

私はこの物語のなかに、すずちゃんのまっすぐで美しい瞳を感じました。
彼女自身は盲目ですが、視界とは違う違う感覚で世界をとらえているような…。
そして「あるモノ」によってその感覚は確かに存在したのだと分かる。面白いです。

たくさんの優しさと少しの不思議。
是非読んで、感じてみてください(できたら美味しい紅茶と一緒に…!)