すごいもの三度

 はい。また現れました。


 ――これまでの「すごいものをみた」は――


 某プログラム質問サイトで質問する人が、あまりに成長しないので皆が業を煮やす。


 そこは一番の先生がいて、皆に教えてくれているので生徒がたくさんいるみたいなもんなんですね。


 件の質問者は質問とは名ばかりで、結局先生に代わりに作らせて自分は何も覚えない。


 他の人達からすれば自分に教えてもらえる時間が減るのだからたまったもんではないわけです。


 匿名掲示板で散々悪口を書かれ、それが気に入らなかったのか、突然自力で解決したソースを上げてきて、


「自力で解決できました。これでもまだ私が成長しない馬鹿だと言いますか」


 と本人は鼻を明かしてやったぜー、と終了。


 ――そして再び――


 また分からないと質問。


 そこへ、


「質問者はこの程度の問題は自力で解決でるようになっているのでなりすましでは? 質問者の名誉を守る為にもクローズを」


 と書きこまれた後、本当にクローズされました。


 『罵倒する人はまともな人と思ってないので、何を言っても無駄なんでしょうけど』


 とその時は気分良かったのかもしれませんが、その後の事を何も考えてなかったのですね。


 本人は同じ事を繰り返すのだから、質問のレベルは分からないのでしょうけれど、管理人が「確かにその可能性がある」と判断すればクローズされますからね。


 本人が成長したと言う以上、管理者に非は無いわけですから。


 ――そして三度――


 名前を変えて現れました。


 おそらくは僕が一番最初にピンときたと思われます。


 ゲームも完成していないのにいきなりセーブの仕方を質問する、というのが以前の「似たような人」と酷似していたからです。


 その本人なのではないかという説が信憑性を帯びてきましたが、そこは正直分かりません。


 本人は名前変えれば分からないと思ったのでしょうけれど。


 プログラムの構文に"geimu"と打ち込めばゲームが動くんだろう、という認識でプログラムに挑む人間はそんなゴロゴロしてません。


 しかし名前変わっている以上、証拠はない。管理者でも一致できるとは限らない。


 皆、一応質問には答え、いつものように。


「基礎をちゃんと学んだ方がいいですよ」


 と添える。


 すると、


「これでも基礎は一から勉強しています。そんな事も知らずに裏で罵倒する人もどうかと思います」


 いや、あなたは新顔だよね。


 誰もあなたを罵倒した事はないはずなんだが。


 早くもキャラが崩壊。


 僕も罵倒が良いとは言わないが、


「実際過去にそれをバネに頑張って自力で解決できるようになった人がいる以上、彼らの行動を間違いという事も出来ない」


「もっともその前の人が『あれはウソでした』とカミングアウトするなら別ですが」


 と書き込まれると、そのまま去ってしまった。



 その後また出てくるのか、どう出てくるのか。


 今の所分かりませんが、動向を楽しみにしてみたいと思います。

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