出来ないのは、それは先人が教育する事をサボッたからだ
某プログラム質問板を覗いた時、
プログラム初心者が質問していたのですが、それに答えていた人が、あまりに成長しないのに業を煮やしたのか、少々キツイ書き込みをしたのですね。
すると質問者は、
「初心者にできないのは当たり前だ」
「あなた達には当たり前の事かもしれないが、初心者にすぐできるものではない」
「そもそも分かるのなら最初から質問しない」
と長文を返していました。
まあ分からないでもないですが、
回答者はあまりに何もしない質問者に、ネタを交えて言ったのですが、
ネタだと分からなければ気に障る事もあるでしょう。
それは仕方ない。
僕は見ていただけでどちらの味方でもないですが、
質問者の言に少々目を留める所があったのですね。
「もとをただせば、既存のプログラマが情報共有や教育活動をサボっているんでしょ?」
いやいや。いい時代になったもんです。
僕もアマチュアの時に、周りに自分よりも出来る人、教えてくれる人がいない事が不遇だと思った事がありました。
そこで恩師の一人に数えているプロの人が、
「プログラムというものは常に新しい事に向き合う仕事です。常に新しいハードウェア、新しい言語。その会社で新しい物に触る時、教えてくれる人は誰もいません。それが当たり前です。そんな中で仕事をしていく事ができますか?」
と諭してくれたのです。
ちなみにこれは就職面接の後でそこには落ちました。
しかしその時に貰った言葉は、今でも自分の礎の一つになっています。
ネットで何でも質問でき、分からなければ人のせい。
なんと素晴らしい。
嫌味ではなく、本当に羨ましい限りですね。
その質問者は別に学生ではなく、社会人で専門的な仕事をしていますから。
後半には、
「あなたがたが職業外の半導体造装置のガスパネル制御とかの仕組みとかを詳しく知らないように、私にもプログラミングの知識がありません」
と言っています。
彼の言が正しいのなら、それは自分で覚えた事ではないはずですね。
先人がちゃんと教えてくれたというだけです。
一つの言語を使えるのならば、他の言語を覚えるのにもさほど苦労はしません。
僕も全く触った事のない言語を即日使用した事もあります。そしてそれはそんなに珍しい事ではない。
昔はプログラムはどんどん若い者が追い上げていく世界。
平均寿命が短い。
歳とったらもう続けていけない。
とかよく言われていたものですが、なんか大丈夫なんじゃないかと安心できる。
またはそんな程度でも今は仕事して賃金を貰い生活ができる時代になったんだ、という安心。
でも多分自分が真似したらそうはならないんでしょう。
そんなもんです。
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