既成概念を覆す勇気

 よくゲームをスタートさせる時に、


「初めから」


「続きから」


 を選択しますね。


 一昔前は上のように並んでいて、最初にカーソルが合わさっているのは「初めから」なんですね。


 ゲームを初めて、一番最初はそのまま選択するだけですが、二回目以降は、一度下を押して「続きから」を選択します。


 まあ要するに毎回毎回下を押さなくてはならないので煩わしいのですね。


 そんな中、


「続きから」


「初めから」


 の順番に並べたゲームが現れます。


 「初めから」を選ぶのはゲームを開始する一回だけなのだから理に適っています。


 以降「続きから」しか選ばないのだから、始めてそのままボタン押すだけでいい。


 正にコロンブスの卵。


 今まで誰もやらなかった……、のも納得できる。


 やはりこの順番が逆だと違和感アリアリ。


 中々慣れない。


 とてつもなくキモチワルイ。


 だが……、やりやすい。


 それを上回って便利だ。


 実際そういう仕様で画面を作るのはかなり冒険だったと思います。


 スタンダードな並びに慣れ過ぎて、デザイン的に歪に見えるんですね。


 既成概念を覆すような事柄でした。



 そんな事があった後、かなり経った後で見たゲームで、


「攻撃」


「魔法」


 という並びがあったのですね。


 魔法学園物で、魔法が主体なのです。魔法を使う機会の方が多い。


 プレイしてみると、二つ目の「魔法」にカーソルが合わさった状態で始まります。


 違和感アリアリ。


 いや順番入れ替えればいいでしょ。前例あるし。


 彼らはスタンダードの順序を入れ替えるのに耐えられなかったのでしょう。


 こっちは発売前のサンプルを「感想聞かせてくれ」とテストプレイしていたものなので、


 順番をを入れ替えた方が良いよ、と返答はしておきましたが、


 マスター前のロムだったので、直したのかどうか。

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