集団狂気2
話が少し逸れましたが、彼らは狂人ではなく捕まっていないだけの犯罪者。
狂人と言うのはそれに感化される人達の事を言っています。
犯罪者は狂っている、という事も出来ますが、この場合それは置いといて、要は立派な犯罪でありながら、全く自覚も罪悪感もなく、
普通の人が、突然人を自殺に追い込むような事件に加担しておいて、翌日から何食わぬ顔で生活できる。
ここではその社会が狂っていて、その舞台に登場する人の事を狂人と呼んでいます。
はっきり言って事実関係確認しない書き込みがあった所で「何を根拠に……」と失笑する人達だけならこんな事にはならないのです。
おかしいのはそれをスルーする、または助長する社会の方です。
それに群がって、同調する者が狂っている。
そして根拠のない書き込みが批難されると、すぐに掌を返してそちら側に回る。
「ひどい奴もいるもんだ」と書き込む者の中には、直前まで反対の事を書き込んでいた者は必ずいます。
なぜなら彼らは根拠とか理論が分からないからそういう書き込みをするのであって、自分が今やっている事が理にかなっていない事が分からないわけですから。
そこには何も不思議はない。むしろ「そんな奴はいない」と確信を持って言える人がいるならその根拠を詳しく聞きたい。
ちなみに僕は予想とか理論ではなく、実際にそういう者を間近で見てきたから言っています。
小さな例で言うならば、
遅刻欠勤の常習者で手間ばかりかける奴も、取り繕うのがうまければそれなりに偉くなり、遅刻者に対応する立場になる事もあります。
そして遅刻をする者に「あいつが何を考えているのか分からない」と平然と言う。
あなたは遅刻ばっかりしていた時に何を考えていた?
しかしこれは子供の世界ではよくある光景なのです。僕にも子供時代はありましたからよく分かります。
凶悪犯罪があると、同じ名字だというだけでイジメられるなんてのは珍しくない光景でした。
子供に事実関係を確認する術はない。そもそも責任という言葉の意味もよく知らない。
実際刑事責任を問われる事もない。
僕自身も例に漏れず幼年期はそっち側でした。それ以上になると自我ができて他人の同調に疑問を感じるようになる。
その頃から「集団狂気」というものを観察。時にはそれと衝突。
別に正義感からではなく、「これはいったい何なのか?」と彼らの思考回路に興味を持ったからなんですが、
生半可な生き方ではないのでお勧めはしません。
それを未だに研究対象として、テーマに盛り込んだりしているわけです。
その研究成果というわけではないですが、一つの答えとして、
別に狂人としている者達も、別に特殊な精神を持つとか、社会にとっての害悪だとか言うわけではなく、
単に子供なのです。
僕の子供時代には普通に周りにいた人間が、今も変わらず周りにいるだけなのです。
それがそのまま大人の社会に出る、または大人のフリをして社会に混ざっている(ネットでは分かりませんからね)。
そこがおかしい。そこが狂っているのです。
to be continued.
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