尺の概念
結構前ですが、割とビッグタイトルに分類されるゲームを参考までに買ってみた事があるんですが、
かなり酷い物でした。
面白いのかどうか?
まずそこにたどり着かない。
延々と長いデモシーンを見せられる。
ポリゴンモデルが寸劇をやるんですが、
オープニングがまず長い。
やっと始まったと思ったら、少し操作してまたすぐデモ。
誰かに話し掛けるとまたすぐデモ。
それが長い。
アニメで言う尺の概念を完全無視。
ただだらだらと書いた台詞を延々と喋る。
人気声優の台詞が多いのがなんかウリっぽい。
人に話し掛けたら、長いデモ始まるんじゃないかとビクビクして話し掛けられない。
でもイベントだから話さないと進まない。結局○ボタンでどんどん進め。
無駄話がとにかく多いが、その中にはストーリーの進行に必要な情報も混ざっているので全部見て選別しないといけない。
それが大変。結局全部スキップして適当に進める。
ナビゲーションの機能は優れているので進行不能にはならない。
だが話には全くついていってない。
途中で断念。というよりやらなくなった。
こういう物もある、という参考の為に使う時間としてはあまりに無駄。
作ってる人達は「俺アニメ作ってるスゲー」と楽しいかもしれないが、見てる者には凄い時間がかかる。
またそれがボリュームがある、プレイ時間が長い、音声が多い、よい事のように扱われる。
アニメ2本分のデモシーンが入ってます……、アニメなら同じ内容で時間を半分以下に抑えられる。
結局どこを見て何を楽しむゲームなのか分からない。
ユーザーもいちいち的確に指摘しないから宣伝費注ぎ込めばそれなりに売れるが、話題になるほどでもない。
実はこれ大きなタイトルになるほど陥りやすい。それほど珍しくない事です。
そうならないのは絶対的な力を持った監督がいる時だけです。
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