第147話 蘇えりし古王。俺が切り札を求め、星空に縋ること。

 巨大な骸の洞を吹き抜け、風が不気味に唸っている。ヤツの身体にこびりついている肉片と毛髪がだらしなく揺れ、ハタハタと乾いた音を宙に響かせていた。


「流転の王」…………。

 その姿のほとんどは白骨化していたが、それでも在りし日の威厳の名残が強烈な腐臭と共に漂ってきた。

 両の眼窩からは白い蛆が大量に湧き出してきていて、それらは時折、まるで涙のようにツツと連なって地へ零れていった。


 凄まじい硫黄臭が鼻を突く。甘くも無ければ苦くもない、ただ焼けつくような痛みだけが口内に充満していく。

 ヤツの魔力に当てられて、俺の喉はいよいよ渇き上がった。


「…………ッ。アイツ、避けていくことはできないの? 動きも鈍そうだし…………」


 俺が尋ねると、フレイアは「とんでもない!」とでも言いたげに目を大きく見開き、答えた。


「「流転の王」は非常に高位の魔物です。幻霊やウェーゼンはともかく、対面してしまった

 以上は戦闘を覚悟しなければなりません。

 …………そして、流転の王は本来、決してあのように緩やかではありません。あれは、すでにお師匠様が戦っておられるからです」


 フレイアは目を細め、気遣わしげに流転の王を見据えた。俺も追って目を凝らしたが、タリスカが戦っている様子は微かにしか窺えなかった。流転の王の周りでチラチラときらめく白刃の輝きが、きっとそれなのだろうが。

 俺は視線を逸らさぬまま、フレイアに聞いた。


「タリスカがあそこで戦っているのなら、ナタリーはどこだろう? さっき擦れ違った時は、レヴィを呼ぶとか言っていたけれど…………全然、魔力が感じられないよ」

「…………気がかりです」


 フレイアのもどかしさが目元に滲む。

 流転の王の魔力は、近付くにつれて猛烈な勢いで強まっていった。

 正直、これだけ離れていてすら耐え難い。これでは扉を探るのはおろか、意識を保つことすら難しくなってきそうだ。


 俺は力強く鈍重に蠢く巨大な影を前に、長い息を吐いた。


「…………フレイア。これから、どうするつもりなんだい?」

「お師匠様を手助けいたします。コウ様が気脈の扉を開き、私を支えてくださっている今ならば、きっとお役に立てるはずです。

 コウ様は、よろしければナタリーさんの行方を探って頂けませんか?」

「わかった」


 俺は水筒から一口水を飲み、気合を入れた。


 フレイアはセイシュウを軽やかに風に乗せ、星空を舞った。

 火蛇のベールが眩く輝き、恒星の如く夜を晴らす。セイシュウの思い切りの良い羽ばたきが、ぐんと俺達を前へ押し出した。

 冷たい風が肌を刻むように滑っていく。


 何だか、暗い洪水の中を泳いでいるみたいな奇妙な感覚だった。何となくサモワールを思い出すけれど、あそこにいた時とは違って、ここには「肉体」が…………確かな「物体」がある。


 肉体と霊体…………。

 現実と幻想が重なり合い、織り上がり、厳然として目の前に「在る」この世界。

 太古の昔から、途方もない規模で紡がれてきた世界サンライン

 その世界の細部の細部に至るまで、動脈のように、神経のように通っている気脈…………。


 やがて、フレイアの勇ましい声が鼓膜を震わした。


「参ります、コウ様!」


 セイシュウが流転の王めがけて急降下し始める。

 胃の浮き上がる感じに、俺は相変わらず悲鳴も上げられない。

 フレイアの詠唱が、速まった心拍をより昂らせた。


「――――――――私は、火蛇の主!

 ――――――――紅き姫との縁より、いにしえの熱を帯びる!

 ――――――――私は、乞う!

 ――――――――深淵なる大地の礎へ!」


 フレイアが剣を抜いた瞬間は見えなかったが、気付けば刃に沿って2匹の火蛇が煌々と螺旋を描いていた。

 彼女は流転の王の真上へセイシュウを一直線に落としていく。と、セイシュウは急激に翼を立て、ぐわんと一気に身体を反転させた。


 刹那、尖った黒い水晶のようなものが無数に俺達の周りを掠めて飛んでいく。セイシュウの横腹を、俺の大腿を、幾つかが掠めたが、それよりもすぐそこに迫る黒々とした森が俺の心臓を圧した。


 セイシュウの尾が天へ真っ直ぐに伸びていた。柔らかく捻られた翼を走る美しい血脈が、火蛇の明かりに透けて雄々しく広がっている。

 フレイアの声が空をつんざいた。


「――――――――還れ!!

 ――――――――旧き賢王!!

 ――――――――忘却の、穢土へ!!」


 セイシュウが幅の狭いスピンを描いて真っ逆さまに落ちていく。地面はすぐそこ。

 炎が尾を引き、流転の王の身を赤く引き裂いた。


 悲鳴…………、

 いや、最早轟音となった衝撃が大気を震わす。


 森の屋根すれすれで、セイシュウが首をもたげて水平飛行へと移った。

 伏せるように広げられ、小刻みに振れるセイシュウの翼には小さな傷がいくつも付いていた。

 フレイアの少し乱れた息遣いが背中越しに伝わってくる。火蛇の1匹が俺の脇を通り過ぎて、もう一度セイシュウの周りにベールを張った。


 セイシュウは波に乗って運ばれるように、涼しげに流転の王の周りを旋回しだした。破れた翼を抜ける風の音が笛のような音を立てている。

 セイシュウは徐々に旋回半径を広げながら、高度を稼いでいった。


 俺は流転の王を間近に仰いで、改めて息を飲んだ。

 ジューダムの魔人達よりも、遥かに巨大な体躯。それはまさに「城塞」とでも呼ぶべき規格外の威容を誇っていた。

 ボトボトと絶えず眼窩から落ちてくる虫は蛆そっくりだったが、よく見れば、蛆よりもずっとずっと醜く肥えていた。何を食えばあんな風になるんだ?


 フレイアに斬られた腹から大腿にかけての傷口はまだ明々と燃えていたが、やがて奇妙な黒い靄に飲まれて燻り、鎮火していった。


 流転の王がおもむろにこちらへ首を向ける。

 不意に、今までの緩慢な動きからは信じられない速度でヤツが腕を振った。

 ヤツの身体を抜ける風の音が俄かに高く、強まる。


「――――――――…………ッ!!」


 フレイアが身を強張らせたのと機を被せ、彗星の如き刃の一撃が横から流転の王の腕を打った。

 弾かれた腕が無様に浮き上がり、肉の剥がれた無惨な肋骨が眼前に露わになる。


 俺は呆然となって辺りを探った。何が起こった?

 だが俺が何を見つけるより先に、フレイアの明るい声が響いた。


「お師匠様! ありがとうございます!」


 フレイアはセイシュウの身を翻しながら、伸びやかに流転の王から距離を取った。

 彼女の視線の先を追うと、藍佳竜に乗ったタリスカの姿があった。

 彼は冷え冷えとした蒼い光を纏う二刀を手にして、何も言わずにこちらを睨んでいた。(無論表情なんて無いのだが、威圧感からそうとしか思えなかった)

 フレイアは十分に流転の王から離れ、もう一度剣を構えた。


 静寂を満たすのは風の唸りばかり。厳かに燃える火蛇の炎は、フレイアの端正な面立ちに差す影を心許無く、しかし麗しく揺らしていた。

 タリスカは俺達と向かい合う軌道を静かに滑っている。物言わぬ彼は極限まで闇に溶け込んで、まるで「死」そのものの顕現であるかに見えた。二振りの曲刀の柄を握っている白い手が、この世のものとは思われぬ程白い。


 俺の意識は張り詰めた空気の中を、手探るように頼りなくさまよっていた。


(ナタリー…………。聞こえるか?

 …………どこにいるんだ?)


 別に念話で繋がっているわけでもないし、そう簡単に答えが返ってくるとも思えない。だが、とにかく呼びかけてみる。

 流転の王の放つ魔力のせいで何の味も感じられない上、疲労がたたって、気脈どころか現在見えている景色すらロクに意識に留めておけなかった。今の俺には、こんな一念に懸けるしかなかった。


(レヴィ…………レヴィ…………。

 いないのか…………? どこに行っちゃったんだ?)


 俺は縋る気持ちで、視線を星空へ送った。

 よく見れば、その辺を泳いでいるかもしれない。

 しかし残念ながら、それらしき姿はちっとも見えなかった。


 フレイアは俺の方を振り向かず、話し始めた。


「…………コウ様。流転の王については、お聞きになったことがおありですか?」

「いや、ない」

「かの者は…………お師匠様がまだ肉の身をお持ちでした時代の、非常に偉大な王であったそうです。サンラインやジューダム、スレーン、一時はあのトレンデにまで及んで領土を広げていた、史上最大の王国であったとか…………」


 フレイアはじっと流転の王に眼差しを注ぎながら、続けた。


「王の治世は、それはそれは長く続いたそうです。王が元は人であったのか、私は存じ上げませんが、それでも何がしかの魔術によって彼が永らえていたのは確かです。

 永久王国と謳われた彼の国には、様々な地から、ありとあらゆる物や人、技術、魔術が集ってきました。善きものも悪しきものも混沌として混ざり合い、黒く濃く、どうしようもなく煮詰まっていたと、お師匠様は仰っておりました。…………」


 フレイアはそこで何か言いかけて、口を閉じた。顔つきは見えないが、彼女の話は淡々と継がれていった。


「…………ですが、その王国にもやがて終焉が訪れました。理に逆らい、あまりにも長い時を過ごした反動でしょう。王はある時、本来巡るはずであった因果を一身に宿し、魔へ堕しました。

 以来、お師匠様は幾度となく王と剣を交えてきたと…………」


 彼女は小さく首を傾げ、話を紡いだ。


「ただ…………不思議なのです。お師匠様はこうしたことを、決してご自分からは口になさいません。今、私がお話ししたことにしましても、十数年ご一緒させて頂いてきた中で、断片的に伺ったことを総合したに過ぎません…………」


 俺は内心でナタリーとレヴィを絶えず呼びかけつつ、黙って彼女の話に耳を傾けていた。

 フレイアは呟きめいた調子で、さらに続けた。


「ですから、なぜお師匠様がナタリーさんに、ご自身と流転の王とのご関係を告げられたのか、わからないのです。

 彼女が「水先人」であることと、何かご関係があるのでしょうか?」


 俺は呼びかけを中断することなく、彼女に答えた。


「…………わからない。けど、確かにそんな気はする。ツーちゃんも彼女が切り札だと言っていた。

 もし、流転の王と水先人の繋がりがとんでもなく強いものならば、それを利用しない手はないけど…………」


 俺は自分の言葉を飲み込み、探索に集中した。

 フレイアはまだ考えている風ではあったが、それ以上は口をきかなかった。


 フレイアとタリスカはジリジリと流転の王との間合いを測っていた。2人共、小刻みに竜の軌道を揺らし続けている。きっと、俺には到底わかり得ない熾烈な駆け引きがあるのだろう。

 ズルズルと重い荷を引き摺るかの如き流転の王の動作は、今となっては至極狡猾な足運びだとわかった。


 ナタリーの返事も、レヴィの歌声も、一向に聞こえない。一応他の仲間の気配も探ってはみたが、それも流転の王の膨大な魔力の前にあえなく塗り潰されてしまった。


 俺はもうほとんど出ない唾液を飲み込み、必死で集中の糸にしがみついていた。こうしている間にも幻霊が現れやしないか、またウェーゼンが群がってきたりしないか、戦々恐々だった。


 あちこちに気が散るだけ、余計に疲労が募る。本当はナタリーかレヴィを呼ぶことだけに注力すべきなのに、つい散漫になってしまう。

 俺が冷や汗を拭おうとしたところで、二人の剣士に動きがあった。


 セイシュウがわずかに流転の王へと翼を傾ける。同時に、タリスカが藍佳竜を大きく捻り込ませて王の肩へと斬りかかった。


 王は最小限の体捌きでタリスカの斬撃を躱し、すかさず腕を振り被る。

 セイシュウがその隙に、ぐんと流転の王へ身を寄せた。


 眼前に、虚空と黒々とした臓腑を内に湛えた流転の王の肋骨が見える。フレイアは鋭く剣を突き出し、火蛇を刃に沿って真っ直ぐに走らせた。

 火蛇が肋骨の隙間を抜け、ドロリとした一塊の臓物を勢いよく抉り出す。


 悲鳴が轟く。


 剣を戻したフレイアは即座にセイシュウを王の脇へと滑らせた。腕と胴のほんのわずかな隙間を、セイシュウが高速で飛び抜けていく。流転の王の悲痛な叫びは、未だイゼルマの大地全体を震わしていた。


 その時、俺は頭上で何かが光るのを見た。顔を上げると、そこには大量の楔形の黒い水晶が展開していた。

 声を上げる間もなく、水晶は切り落された氷柱の如く一直線に俺達へと降り注いでくる。


「うわぁ――――――――っっっ!!!」


 俺の悲鳴に被せ、フレイアがピシャリと言った。


「ご安心ください! 対策済みです!」


 果たして彼女の言う通り、黒い水晶は火蛇のベールに弾かれて粉々に散った。フレイアは巧みにセイシュウを蛇行させ、バラバラと降る水晶片の中を泳いでいく。セイシュウはわずかな機を捉え、翼を目一杯に打ち下ろした。

 ほとんど垂直かと思える上昇角度に、俺はつい腕に力を込めた。


「…………ッ! コウ、様!」


 フレイアが苦悶の声を上げる。俺は「ごめん!」とか何とか口ごもって、慌てて腕を緩めた。

 そうしている隙に、急な旋回軌道を描いて戻ってきたタリスカがもう一撃、瞬く間に二撃、王の首筋を斬り付けた。彼はそのまま飛び去るかに見えたが、竜の背を蹴り、瞬く間に王の肩へと乗り移った。

 そのまま流麗な動作で、彼は王の胸の肉を長く深く引き裂く。


 流転の王が身悶えし、腕を振るった。タリスカはそれに合わせてしなやかに宙へ身を踊らせると、心得た呼吸でやって来た藍佳竜に飛び乗った。


 白々とした髑髏の顔がじっとりと闇に浮き上がる。その暗い眼差しは、深海の真っ只中にあってすら暗鬱に見えるだろう。彼の虚ろな瞳には何が映っているのか。


 フレイアは隙を逃さない。彼女は間を置かず、渦を巻くようにしてセイシュウを敵へ掛からせた。


「やぁぁっ!!!」


 高らかな掛け声に合わせ、火蛇が赤く燃え盛る。

 例の黒水晶が正面に一斉に展開されるのにも怯まず、彼女は流転の王を目掛けて剣を舞わせた。

 水晶が真っ向から俺達へ打ち出される。火蛇のベールが強い閃光を放ってそれを弾いた。

 セイシュウは流転の王の身体を舐めるように飛ぶ。フレイアはその間に幾筋もの斬撃を王に刻んだ。


「フレイア、退け!!」


 唐突に、タリスカが怒鳴った。

 直後、王の巨体が大きくこちらへ傾く。

 いつの間にか振り上げられていたヤツの拳が、今まさに俺達へ迫っていた。

 速い――――…………!


「――――――――ッ!!!」


 寸でのところでセイシュウが身を翻した。

 勢い余った拳が眼下の森に広大なクレーターを作る。大地が震え、凄まじい砂埃が立った。

 息つく暇も無く、黒水晶の砲撃が俺達へ襲いくる。


「うわぁぁぁ――――――――――――っ!!」


 今までよりも激しい攻撃をもろに浴び、堪らずセイシュウが吹っ飛ばされる。

 瞬間、強い揺れが再度森を震わせた。俺達の周りが広く、不穏に陰る。

 見れば流転の王が、俺達に止めを刺さんとしていた。


「目を瞑れ! フレイア、勇者!」


 タリスカの低い声が響く。

 彼はごく短く、聞いたことのない呪文を唱えた。意味はわからなかったが、一言耳にしただけで全身が粟立った。言われずとも瞼が閉じる。閉ざさずにいられなかった。


 舌の肉がささら状に引き裂かれ、激しい痛みが走る。逆流しかけの胃液が沸騰したような高熱を帯びた。

 歯が全て溶け、歯茎が黒く腐れ、異臭を放ち始める。

 俺は叫び出したいのに耐え、涙を堪えた。

 今、目を開ければ身体中から血が溢れるとわかる。


 1秒が10年…………いや、100年にも感じた。

 フレイアの声がようやく、苦痛を破った。


「コウ様! もう大丈夫です!」


 俺はすぐさま目を開いた。

 セイシュウはすでに、流転の王からかなり離れて飛んでいた。

 ヤツと俺達の周りには、いつの間にか巨大な魔法陣が展開していた。陣の端から何本もの蒼白い光の鎖が伸びて、流転の王をきつく縛り付けている。

 魔法陣の放つ強烈な光は、天高くに向かって鋭く迸っていた。


「な…………何、これ!?」


 俺の問いに、フレイアは思い詰めた調子で答えた。


「お師匠様の魔術です。古代の術式ゆえ、流転の王をとりわけ強く結びつけます。…………申し訳ありません。私が至らぬばかりに、このような禍々しい術を…………!」


 彼女の謝罪を遮り、タリスカの声が届いた。


「油断するな! この陣は王を捕らえるが、幻霊を導く!」


 タリスカは俺達と同様に、流転の王の周りを旋回していた。

 フレイアはきゅっと唇を結び、頬を紅潮させて「はい」と小さく呟いた。自分を叱りつける激しい怒りが、引き締まった横顔から汲み取れる。


 俺はと言えば、未だぼんやりと残る舌の痛みに打ちのめされながら、いよいよただのお荷物と化しつつあった。

 魔法陣の展開がズシリと効いていた。今の俺は、ナタリーの名前を呼ぶことすらままならないぐらいに消耗しきっている。


 こんな時に、幻霊だと…………?

 冗談がキツイにも程がある。


 だが悲しいかな、俺はすでに陣からそう距離も無い森の上空に、禍々しいものの姿を認めていた。


 幻霊達はまばらに身を闇に浮かび上がらせると、スルスルとまとまりのない足並みで揺らめきながら、俺達へ群がってきた。

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