第1134話 『弦楽四重奏曲第1番イ長調🐣弦楽四重奏曲第2番🐥弦楽四重奏曲第3番🐤弦楽四重奏曲第4番』 ツェムリンスキー


 みなさま、明けましておめでとうございます。


 年末から、なにやら体調が悪化して、お正月は、ちょっと寝ておりました。(コロナではありません。だから、なお厄介かもです。)


 そのあたりは、『今日のひとりごと』に譲りまして、今年の始まりは、ツェムリンスキー先生(1871~1942)です。


 オーストリアの作曲家さま。


 経歴などは、どうか、別途にご覧ください。


 やましんが興味深いことだけ、ちょっと書きますと、作曲の先生が、ロベルト・フックス先生(1847~1927)であること。


 マーラーさま、ヴォルフさま、シベリウスさま、マデトヤさま、などとは、兄弟弟子になりますような。


 ブラームスさまの推薦で、世に出たこと。


 しかし、ブラームス先生は、時にはかなり辛辣だったらしいです。


 マーラーさまの学友であった、ハンス・ロットさま(1858~1884)は、ブルックナーさまからは、かなり高く評価されていたにも関わらず、そのあたりが面白くなかったらしい、対抗馬のブラームスさまから、かなり、酷評されたことが原因になり、汽車内で騒ぎを起こして、病院に収容となり、再起ならぬままに、亡くなったとのこと。20世紀末あたりから、復活の兆しの中にはありますが、勿体ない方でしたような。酷評されたくらいで負けるようでは、プロでは通用しないという評論家さまもありますようですが、いささか、お気の毒です。本格的にプロになる前ですしね。名高い方に潰された才能は、沢山あるらしきとも、聞きます。


 ツェムリンスキーさまは、しかし、そうした破断はなく、めでたく、デビューできたようです。


 さて、しかし、ツェムリンスキー先生、一時期、アルマ・シントラーさまの先生をしたことがあり、それから、お付き合いをしたらしい。


 しかし、なにやら、周囲の圧力とかもありましたらしく、アルマさまには、ふられてしまいます。(あまり、美男子でなかったから、とかも、理由にあったらしい? ほんとか? )


 で、アルマさまは、マーラーさまに走り、結婚します。


 写真を見る限り、マーラーさまが、圧倒的に、二枚目とも、言い切れない気もしますが。


 しかし、マーラーさまも、活発なアルマさまに、悩まされたやにも、また、聞きます。が、そういう一方的見方自体が問題で、マーラーさまがわに、さらに、アルマさまを悩ませた理由があるとも、聞きます。(シューマンさまもそうですが、マーラーさまも、高い作曲の才能がある奥さまに、その作曲を禁じたりしたらしい。クララさまも、アルマさまも、さいわいに、作品が残されておりますし、CDなどもあります。是非どうぞ。また、マーラーさまが、そんな心労からか、フロイト先生の診察を受けたことと、それが、フロイト先生の臨床における、割に少ない成功例とも聞きます。)


 そりゃ、だめだろ。


 と、思いますが、当時はそうしたあたりがむしろ普通感覚だったらしい? 有名な、音楽学校にも、女性差別や、外国人差別が、近年まで、長く残っていたケースがあり、有名オーケストラの例もありましたようにも思います。


 これは、日本も他人事ではありますまい。


 それは、また、として、ツェムリンスキー先生は、間違いなく、大作曲家だと思いますが、一般には、いまいち、広く聴かれているとまでは言いにくいような。


 有名なあたりでは、まずは、ちょっと、マーラーさまの、『大地の歌』(1908年)の後継者みたいな、『叙情交響曲』(1923年)があります。


 しかし、お正月に、寝たまま聴いた、こちら、よっつの弦楽四重奏曲が、なかなか、面白くて、いたく、感心いたしました。


 ラサール弦楽四重奏団の演奏です。(ドイツグラモフォン 国内盤CD  POCG-2933/4)


 ツェムリンスキー先生、第1番(1896年)は、わりに古典的でロマン派的な要素を多分に残しながら、新しい世界を目指しています。


 第2番(1913~15)からは、ぐっと、モダンになりますが、最後第4番(1936年)まで、最終的に、調性音楽から完璧離脱しないでいるようです。

 

 なので、なんとなく、懐かしい面持ちが来たり、最後は調性的に閉めたりします。


 また、だいたい、聴いていて、結構、これは、楽しいです。


 まあ、まさしく、『音楽』からは、はなれない。


 このあたりは、アマチュアでも、人により、様々な意見がありますでしょう。


 恐れ入りますが、息が苦しくなりましたので、本日、これで、おしまい。


 


🐰🐰🐰🐰🐰🐰🐰🐰 うつ 🐇 うつ 🐰🐰🐰🐰🐰🐰🐰🐰

 


 


 


 


 


 


 


 


 


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