第1124話 『シャコンヌ作品32』 C.ニルセン

ニルセン先生(1865~1931)のピアノ作品のなかでは、次項の『主題と変奏 作品40』とともに、一番知られる作品ということになりそうです。


 ニルセンさまは、ピアノの演奏に関しては、特段ピアニスト並みとか、いうのではなかったようですが、ヴァイオリンは、プロ級だったようで、おけでも弾いていた。そこらあたりは、いささか、同い年のシベリウスさまに似ています。 ただし、しべさまは、ウィーンフィルの試験に落ちてしまい、おけには入れなかったみたい。しかし、似ているのは、そのあたりや、どちらも、交響曲に秀でていたこと、くらいで、この同い年のお二人は、なにかと、対照的な存在です。


 ピアノ作品は、シベリウスさまには、かなり沢山の小品があり、管弦楽曲がメインのしべさまにあって、異世界を形作っております。


 しかし、ニルセンさまにあっては、異世界ではなくて、数は少なめながら、やはり、メインの作品群として存在しております。


 こちら、『シャコンヌ』は、ニルセンさまの、古典的で、ロマン的で、モダニズムな特性が、うまくまとまっているなかなか稀有な傑作です。


 ニルセンさまは、独特な音程をしばしば使いますが、ここでは、それはわりに影が薄く、ニルセンさま大嫌いな方にも、比較的聴きやすいかも。


 シャコンヌは、古くからあります、つまり、一種の変奏曲ですが、次々にどんどん場面転換して行くのがスリリング。


 主題と変奏が20こ。1916年の作品。


 聴いているのは、アンネ・エランドさまのソロしたCD。デンマーク、クラシコレーベル(CLASSCD 205-6)。こちらは20世紀のCDです。たしか、20年よりもまえに、渋谷で買ったような。でも、今回初めて封を切った訳です。うつうつ。当時は、大手のレコードやさんは、みな、クラシック音楽のための豪華で広い売場を整備していました。21世紀以降、どんどん縮小。



😚😚😚😚😚😚😚😚 うつ 😷 うつ 😃😃😃😃😃😃😃😃



 

 

 


 

 

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