第1113話 『ヨハネ受難曲』 J.S.バッハ

 まだまだ、音楽史上の大物が、たくさん残っております。


 もっとも、『うつうつ』は、音楽解説集という、くくりではなく、やましんが、慰めて頂いた音楽ということが、前提になっております。


 国籍、宗教、イデオロギー、一切無関係となっております。


 もっとも、西洋クラシック音楽が中心になるのは、やましんの趣味です。


 各種ポピュラー音楽や、ジャズ、歌謡曲、民謡などを、排除するわけではありませんが、ほとんど聴かないので、なかなか、出てこないという、わけですね。


 さて、おなじ大バッハさまの、『マタイ受難曲』に対して、『ヨハネ受難曲』は、ちょっとだけ、小ぶりになっております。


 CDになると、一枚少なくなりまして、大概は二枚組になります。


 それでも、歌謡曲などから見たら、やたら、長いのかも。


 大バッハさまの現存する作品中で、規模の大きな声楽曲は、『マダイ受難曲』、『ヨハネ受難曲』、『ロ短調ミサ』、『クリスマス・オラトリオ』、『マニフィカト』などと、ありますが、時代がちょっと古いこともあり、良く分からないこともあるようです。


 『ロ短調ミサ』も、なかなか、複雑な成立過程があるようです。


 『ヨハネ受難曲』もまた、かなりの謎のある作品でありますような。


 1724年4月7日において、初演。そのあと、少なくとも4回演奏され、その度に、改訂したようですが、第4稿では、オリジナルに戻ったようになっているんだとか。現行の1973年の新バッハ全集バージョンは、折衷バージョンで、大バッハさまのアイデアではないのだとのこと。もっとも、やましんは、追っかけはしていませんので、各自、気になったらお調べくださいね。


 『マダイ受難曲』は、西洋音楽史上、最高の作品と考える方がかなり多いようです。


 宗教的な問題、言葉の問題があるので、日本にあっては、ベートーベンさまが、最高に見られることが、多いかも。


 でも、『マダイ受難曲』も、『ヨハネ受難曲』も、ドイツ語でありまして、ベートーベンさまの『交響曲第9番』も、ドイツ語であります。


 ただ、ベートーベンさまの歌詞は、シラーさまに、べー先生がさらに手を加えて、大変に、ワールドワイドであります。


 時代が下っている面もありますが、ベートーベンさまの思想に因ってたつものであります。


 ベートーベンさまの視点の中心は、人類でありまして、大バッハさまは、どちらかというと、キリストさま、というわけです。


 『マダイ受難曲』は、超大作で、『ヨハネ受難曲』は、大作、というあたりかしら。


 しかし、『ヨハネ』のほうが、好き、という方もあります。


 是非、聞きくらべ、よろしく。




╋╋╋╋╋╋╋╋ うつ 😭 うつ ╋╋╋╋╋▲▲▲


 


 

 

 



 


 

 

 

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