第994話 『結婚行進曲(劇音楽《鳥のことば》) シベリウス
シベリウス先生(1865~1957)の作品の中でも、普段、まず登場することのない、ちょっと不思議な作品。
本来は、劇音楽『鳥のことば』なのですが、書かれたのは、この一曲だけ。
しかも、これ、普通に行進は出来そうにないです。
作曲は、1911年で、劇自体は、アドルフ・パウルさまの作品なのだそうですが、実際に劇で演奏されたことはなく、初めて演奏されたのは、どうやら、1983年9月21日に、サロネンさまの指揮であったらしく、それまで、長く消えていたようです。
やましんが、聴いているのは、アッツォ・アルミラさま指揮による、1998年の録音です。
ネーメ・ヤルヴィさまによる録音もあります。
で、一風変わった楽器編成でもあるらしく、ある種の実験的な作品みたいな感じさえありますが、劇音楽のような、実用作品で、なぜ、こうした、多少前衛的とも言えそうな、行進は出来そうにない行進曲を書いたのか?
しかし、音楽そのものは、やはり、シベリウス先生の音楽であることは間違いありませんし、なるほど、とりさんのような、軽快な、ステップ感があります。
でも、なんらかの理由があって、こうなったはずですが、劇の中身そのものがわからないと、分からないんではないかしら。やましんは、そこには、届いておりません。
なので、『うつうつ』で登場です。
・・・・・・・・・・ うつ 🐣? うつ ・・・・・・・・・・
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