第902話 『スウェーデン狂詩曲第2番』 ハレーン


 アンドレアス・ハレーン先生(1846~1925 スウェーデン)につきましては、かなり昔に、『死の島』について、書かせていただきました。


 ベックリンさまの絵画に触発された作品です。ラフマニノフさまにも、交響詩『死の島』があります。


 で、その、同じCD(MUSICA SVECIAE MSCD 621)の、一曲目にあるのが、この作品です。


 久しぶりに、棚から出しまして、聞きました。


 ハレーンさまについては、最近は、当時よりも広く(比較的にですが……)認識されるようになっているようです。


 北欧音楽に関係する先生方が、活発に啓蒙活動や、演奏活動をなさった結果でありましょう。


 このCDですが、これは、あくまで、やましんちのオーディオ装置の問題と、やましんの耳の問題ですが、再生が、ちょっと難しいです。


 出力が、おとなしい機械だと、いまひとつ、音がこもってしまうようです。とくに、弦楽器がうまくゆかないです。


 相性の問題かもしれないです。(最近は、ボーズの小型プレーヤーで寝ながら聞くことが多いです。この機械は、打楽器は得意なんですが………)


 しかし、聞き直してみれば、なかなか、良い音楽なんです。


 たしかに、アルヴェーンさまの、同じ題名の作品たちより、いくらか、地味と言えば、じみかもしれないです。


 もっとも、この、第2番しか聞いていないですから。


 前半は、重々しく、ちょっと暗く、後半は、光が差してきます。


 そこらあたりは、『死の島』と、共通の語法のように思われます。

 

 気に入るかどうかは、そのかたそのかたに、よるでしょう。


 1898年の作品。



・・・・・・・・・・ うつ 🏝️ うつ ・・・・・・・・・・


 

 


 


 

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