第894話 『交響曲第2番ハ短調』 オットー・ヴィンター=イエルム
『レア音』では、かつて、登場しました。
あれから随分立ちましたが、その後、この交響曲については、ノルウェーSIMAXから、新しいCDが出ております(PSC1359)。そこでは、この曲ともう一曲、2曲の交響曲が収録されているようですが、現在発注しているところで、まだ聞けておりません。
それにしても、この作品、大変良い音楽なのです。
ヴィンター=イエルムさまは、アメリカ生まれのノルウェーの作曲家さま(1837~1931)です。
この方も、長生きなさった方ですねぇ。
どうやら、これが、ノルウェーにおける、最初期の交響曲だったのではないかと思われますが、亡くなった年というのは、北欧の交響曲ということでは、シベリウスさまもニルセンさまも、すでにすべての交響曲を作曲し終わり、まして、ニルセンさまは、1931年、同じ年に亡くなっております。(ヴィンター・イエルムさまは、5月3日、ニルセンさまは、10月3日死去。しべ先生は、これまた、長生きだったので、1957年までご健在でしたが。)
グリーグさまが若い時代には、援助をしたこともあったらしいです。
伝統的な4楽章構成ですが、なにしろ、旋律がたいへん印象的で、とっても、じゅわじゅわで、さらに、なかなか、カッコいい。
特に第2楽章の叙情的な美しさは、格別です。
じつは、むかし、ノルウェーの民謡などのお歌を集めたCDを聴いた時、『あらま、この旋律はあ・・・』と、思ったことがございまして、この交響曲のどこかの旋律と同じものだったような。
ところが、このCD、現在は奥様の人質(CD質?)になっており、ちょっと探せません。
確認したら、また追加しましょう。
やましんが長年聞いてきたのは、ノルウェーNKFのLPです。(NKF-30058)
NKFは、最近、あまり巷では見ませんが、質の良い録音でも知られてきましたが、これも、たいへん良い演奏です。CD化もけっこう進んでいたのですが、このLPのCDになったものは、見当たらないようです。
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