第884話 『The Monthes (12のファンタジー、12か月)』 クリストファー・シンプソン
中世からバロック時代イギリスの音楽については、やましんには、けっこう、なぞでありまず。(勉強しないから。)
その時代の音楽の参考書も持ってはいたはずなのですが、例によりまして現在使用不能になっております。(どこにいるのやら・・・つい先日、その姿を見たのですが・・・)
英国音楽独特な表現もあったりしますし(サービス、オード、グラウンド、・・・)、ものすごく沢山の音楽家さまたちがいらっしゃって、お名前が覚えられません。
歴史と合わせてお勉強する必要がありますが、もはや、その元気はなし。
イギリス(この言い方は、英国本国には通じないそうです。)は、バロック時代までは、さかんに音楽の生産もしていたわけで、パーセルさま(1659~1695)のような、大作曲家も排出しておりました。その後、どちかというと、生産よりも、消費の面で活躍し、20世紀には、また、生産国に返り咲きした感じ。
もっとも、知らないだけで、きっと、たくさん作曲もする音楽家さまが、いたには違いないんだろうと思いますが、『大物』が、なかなか出なかったようです。
たいへん、奥が深いよなあ、とも、思います。
で、このクリストファー・シンプソン先生(1605?~1669)なども、一般的な日常生活では、まず、なかなか出会わない方だと思います。
表題が示すように、1月から始まって、12月まで行くのですが、途中には、『グラウンド』という音楽や、『組曲』が挿入されます。
自国の音楽的伝統と、大陸側の音楽とを、うまく体系化したような気もいたします。
全部聞くと、1時間ほどかかりますので、これが、なかなかの大物。
で、この方は、当時、富裕層に流行した、『ヴィオール』の大家であったようです。
CDの解説書をみると、こうした、一年の流れを辿って行く音楽は、今日まで、さまざま創作されたが、この作品が、その初期にあたるものだ、としています。
手元のCDは、二枚組で、もう一枚には、ご存じ、ヴィヴァルディ先生(1678~1741)の『四季』が入っておりまして、その意図ははっきりしているというわけです。
ヴィヴァ先生より、ひと世代ほど前の音楽家さんですので、その時代の独特な雰囲気があり、また、たいへん、じゅわじゅわです。(個人差あり。)
『うつうつ』は、こまかいことは、悩まないで、しっかり癒していただこう、と、言うのが、本来の趣旨であります。(でないと、書けないから。)
手元のCDは、ヴァージン・レーベルから出ていた輸入盤ですが、もともとの録音は、EMIのようです。
機会があれば、ぜひどうぞ。
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