第801話 『前奏曲』 アルマス・ヤーネフェルト

 基本的には、楽しい音楽なのです。


 しかし、中間部に、じゅわじゅわな音楽が、はさまっております。


 アルマス・ヤーネフェルト先生(1869~1958)は、シベリウス先生の奥さま、アイノさまの、お兄様にあたります。


 しかし、お兄様といいましても、一番上のお兄様は、イーロさまで、画家でしたし、『クオレマ』(死)で知られる、作家のアルヴィドさまも、お兄様であります。


 アルマス・ヤーネフェルトさまは、作曲家で、指揮者としても知られていますが、この作品と、『こもりうた』が、よく知られております。


 アイノさまも、なかなか、ピアノはよく弾いたようです。

 

 シベリウス先生の先生だった、ヴェゲリウス様によると、アイノさまは、当時フィンランド最高の美少女である、とか。


 これは、少し後の写真が十分証明しています。


 おばあさんになってからの写真でも、実に可愛いです。


 父上は、フィンランドで、名高い軍人だった、ヤーネフェルトさまです。


 さて、偉いかたの伝記など見ますと、たしかに、突然現れた天才である、場合も見かけますが、わりに、そうした家系であることも、よく見かけます。


 政治家さまにも、家業みたいな一族もあるような。


 日本の政治家さまも、わりに、ある一族が、支えている面もありそうな。


 シベリウス先生は、自分が貴族でないことを、悔しがっていたようです。


 アルマス・ヤーネフェルトさまも長生きで、お亡くなりになるころは、やましんが、すでに、この世におりました。


 やましんの父は、製鉄所で、飛び散り、流れる火のなかで、働いていました。


 小学校しか、でていません。(むかしは、それで、普通でした。小学校といっても、高等小学校というものです。)


 母も、そうです。 


 なので、大正、昭和前半期、大学まで出たというのは、大変なことでした。


 一方、学徒動員など、大戦中の学生さんは、

才能のある方も沢山いたのに、若く亡くなる方が多数。


 もう、そんなこと、しないでください。




・・・・・・・・・うつ  🌺  🌸 うつ・・・・・・・・・・

 


 

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