第719話 『セントポール組曲』 ホルスト

 ホルスト先生(1874~1934)の場合、生前から『組曲惑星』ばかりが話題になるため、それは、どうやら、お気に入らなかったようです。


 非常に、申し上げにくいことながら、現在にあっても、格段の改善はないかもしれません。


 あえて、気休めを言えば、『吹奏楽のための組曲第1番、第2番』が、日本でも、人気があるというあたりでしょうか。


 さらに、それと並び、よく知られるのが、この作品です。


 勤務していた、セントポール女学院で、専用の部屋を用意してもらったことに対するお礼として、書かれた作品とのこと。


 1912年から、翌年にかけて書かれたようであります。


 ちょっと、不可思議な雰囲気もあります。


 第1曲の『ジグ』では、日本人には、『ずいずいずっころばし』が聞こえるでしょう。


 第3曲は、なんとなく、中東的な雰囲気があったり、突然、北欧的な響きがでたり(ホルスト先生の祖先はスウェーデン系だとか)、イギリス風に聞こえたり、なんだか、レスピーギ先生みたいだったり、なかなか、あやしい音楽で、おもしろいです。


 フィナーレは、『組曲第2番』の終楽章の編曲なんですが、『グリーンスリーヴス』が現れるので、親しみやすいです。


 くらしっくう〰️〰️〰️!と、気張らずに聞くことができる作品です。


 お休み前に、いかが。




・・・・・・・・うつ  💃 🕺 うつ・・・・・・・・・・


 


 


 

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