第718話 『チェロ協奏曲第2番ニ短調作品119』 サン=サーンス
たぶん、第1番のほうが、ちょっと人気ありかと。
でも、聞き応えは、こちらのほうが、確かな気はいたします。
聞いて、おりましたら、音楽の持つ真剣さがじわじわと迫ってきて、じっと聞き入ってしまうのであります。
まず、第1楽章が、冒頭から大変に理論整然と、攻めてきまして、詭弁とか、無駄に饒舌ということがありません。はい。
後半は、緩じょ楽章にあたりますが、大変に奥深い、悩ましい音楽。
1902年の作品なので、れっきとした、20世紀の作品であります。
第2楽章は、激しく動きますが、カデンツァのあと、第1楽章の冒頭に戻るという、ちょっと珍しい形式でまとめます。
演奏時間が、16~17分くらいと、ぐっと押しつまった傑作。
あまり、巷には出回らないけど、それは、惜しいです。
・・・・・・・・うつ ⚔️ うつ ・・・・・・・・・・・
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