第712話 『オーバード』 プーランク

 『ピアノと18の楽器のための舞踏協奏曲』。


 1929年の作品であります。


 『舞踏協奏曲』ですから、ダンス付のピアノ協奏曲と、いうわけです。


 ピアノ、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット1、ティンパニ3台、ヴィオラ2、チェロ2、コントラバス2、


 そこに、踊りが入る。(ダンスとか、バレエとか)


 女神ディアーヌ(ディアナ)の毎朝の宿命を描くという筋書き。


 音楽的には、10部分からなります。


 まあ、いかにも、フランスだあ、という感じが溢れている感じ。


 ニジンスカさま(ニジンスキさまの妹さん。ニジンスキさまは、あの、『春の祭典』の振り付けした方。)の踊りで初演。


 やましんは、舞台付は見たことない。


 CDだと、音楽だけ。


 でも、たしかに、そう言われれば、舞台音楽だよな、という、雰囲気確かに、感じます。


 なんせ、変わった楽器編成なんで、それが、たいへん、効果的みたいです。


 神話の世界を、現代に、むりやり、持ってきた感じも、する。


 いくらか、ニヒリスティックとか、コメディとか、そういうよくわかんないけど、諧謔的なところがある気もします。


 20世紀の前半というのは、なんだか、謎の世界だな。


 アインシュタインさまあたりの、画期的な新しい世界観が開かれながら、一方で、古いしきたりや神話の世界が残っていた。


 最後は、核爆弾で、締めてしまった。


 しかし、この作品、どんちゃん騒ぎ的な中に、ちょっと、サティさまの、家具の音楽みたいな不可思議なものとかもちらっと感じたり、さらに、なんだか、じゅわじゅわなものがあったり、まあ、なんとも、ファンタスティックで、摩訶不思議。


 あら、もう、昼過ぎ。


 起きなさい、やましん。





・・・・・・・・うつ  💃 うつ 😱 うつ 😞🌀 うつ・・・・・・・・


 

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