第703話 『カンタータ《歌》より インタールード』 ステンハンマル
ステンハンマル先生(1871~1927)は、ちょうど、フィンランドのシベリウス先生と、デンマークのカール・ニルセン先生の同世代(どちらも、1865年生まれ)でありまして、スウェーデンを代表する作曲家、指揮者、ピアニストでありました。
あまりに、多忙に成りすぎたため、作曲にかける時間が少なくなり、しかも、56歳で亡くなったこともあり(脳卒中だったそうであります。もしかして、過労かしら。)、交響曲は2曲だけですが、非常に、個性的でありまして、特に第2番は、しべ先生、にる先生に匹敵する傑作であります。
ピアノ協奏曲が、2曲。
しかしながら、あまり、日本では知られていないかもしれませんが、弦楽四重奏曲が6曲あり、傑作ぞろいとされます。(CDあり。)
オペラがふたつ。
『管弦楽のためのセレナーデ』は、最も名高い作品でありまして、こちらは、旋律も、たいへん、親しみやすいのですが、ステンハンマル先生らしい、独特の味があります。
さらに、最高傑作と目されながらも、管弦楽に、合唱、独唱者4人を要するため、ステージには、乗せにくい、カンタータ『歌』があります。
これは、ストックホルム王立音楽院の、創立150年のお祝いの音楽でありましたそうな。
でっかい、前半と後半をつないでいるのが、この、インタールード(間奏曲)であります。
で、これが、あまりに美しいので、ここだけは、良く演奏されたり、CDに入っていたりいたします。
お歌の国、スウェーデンを讃える讃歌、というところなんですが、やはり、問題はことば。
たしか、むかし、輸入盤の日本仕様で、一度だけ、国内のCDが出ていたように思うのですが、個人事情のため、実物を確かめられません。残念。
もとは、スウェーデン、カプリース・レーベルから、発売されておりました。
最近は、確かめておりません。
ネット通販みたら、あるかも。
あたまから、『お歌よ〰️〰️〰️』、と、ズドンと来ます。
たいへん、強力な開始でありました。
まあ、しかし、特に興味のあるかた以外は、この、インタールードだけでも、聞いていただければ、いいなあ。と、思います。
癒し効果高い。(個人差あります。)
1921年の作品であります。
・・・・・・・うつ 🎼 うつ・・・・・・・・・・
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