第686話 『ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219』 モーツァルト
ベートーベン先生より前のヴァイオリン協奏曲では、たぶん、この曲が一番手。
といいますより、古今のすべてのヴァイオリン協奏曲のなかにあっても、10傑に入るに違いない傑作。
ただし、完成したのは、1775年の12月20日であります。
つまり、1756年生まれのモーツァルト先生、まだ、二十歳にもなっておりません。
残念なことに、まだ、マスコミなどの情報機関がしっかりしてない時代でもあり、この作品も、初演の情報がありません。
作曲された日付がわりとよくわかるのは、モーツァルト先生が、意外に記録魔で、たくさんお手紙も残っているから。
それにしても、なんにしても、10代で、こんなものすごい作品を、たくさん、書いてしまったのは、やはり、人類史上の奇跡だなあ。
うきうきでありながら、じゅわじゅわな癒し度も高いんであります。(個人差あります。)
もちろん、『トルコ風』と呼ばれる原因があるのは、第3楽章ですが、しかし、その第3楽章自体が、あまりに、魅力的過ぎです。
全体的にも、こんな、上品な美しさと、楽しさと哀しさと、ある種の危うさまで、同時に実現させてしまうなんて。
まあ、すごいなあ〰️〰️〰️〰️。
としか、言いようがございません。
まだ、お聴きでない方は、生きているうちに聴かないと、絶対損です。
人類の奇跡を後世に伝える傑作。
・・・・・・・・うつ 👼 うつ ・・・・・・・・・
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