第684話 『交響曲第5番』 ランゴー
もともと、1917年に書かれた『夏の伝説のドラマ』が、改訂されて1926年に、交響曲第5番(第1版)となり、さらに1931年に改訂されて、交響曲第5番(第2版)となっているようです。
最近出された、ダウスゴーさま指揮の全集では、両方とも録音されております。
やましんが、現在取り組んでおりますのは、昔出た、ステューペルさまの指揮したCDで、こちらは、第2版が録音されております。(DANACORD DACOCD 407 なお、なんとなく奇抜なタイトル画がめだつこのシリーズの中では、何だか素敵な表紙画面です。)
ランゴーさんは、こうしたやり方が好みだったのか、これも1楽章の中が細かく細分されている形であります。
出だしあたりからして、大分、リヒャルト・シュトラウスさまの交響詩風な音楽ですが、これまた、ワーグナー先生風なモティーフがちらっと聞こえたりもしますが、そこに、やはり、なんだか、じゅわじゅわな音楽が挟まって来ます。
これが、いいのですなあ。
ときに、聞いておりますと、ランゴー先生が目の敵にしてしまった、ニルセン先生風なものが、こちらも、ちらっと、見えるような気がするのは、個人的な観点なのか、当時のデンマーク音楽の在り方なのか、そこは、わかりません。
でも、終結部分は、思いっきり、なぜか、ニルセン先生に、近くなっています。
なかなか、面白いです。
でも、そこは、さすが、ランゴー先生で、音楽自体はなかなか魅力的なんです。
ニルセン先生やシベリウス先生は、交響曲1曲づつが、非常に個性的で、みな、お顔が全く異なっていて、よく似た兄弟姉妹さんみたいに、つい、混同しそうというようなことは、ブルックナー先生みたいには、まず起こらないのですが、このあたり、ランゴー先生は、そう言う意味では、いくらか、ブルックナー先生型なのかもしれないかな。(これ、批判ではないです。シュスタコーヴィチ先生あたりも、そう言う意味では、ブルックナー先生型のような。)
もんだいは、マーラー先生です。
この方は、またちょっと、独自の在り方なんでしょう。
お顔が沢山ある。あ、やはり、ランゴー先生は、そっちかもしれないな。
第7番では、スメタナ先生みたいなフレーズも出てきたり・・・。(これは、またに!)
************ うつ 👼 うつ ************
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