第576話 『5つの小品 作品75』 シベリウス
『木の組曲』と呼ばれることもあり、舘野泉先生の録音によって、日本での知名度は、ずいぶん高くなったかんじです。
と、えらそに、言ってるやましんも、ごたぶんに漏れず、その録音を聞いて育ったわけであります。
そのむかし、NHKのラジオで、かつてフィンランド大使だった(お名前が、でませんが。たしか、カセットテープには、録ったのですが。)かたが、シベリウス先生に、直接に面談したご経験があり、そのおもいでをかたりながら、舘野さまのレコードを聞かせてくださったのであります。
シベリウス先生のピアノ作品は、個別に数えると、けっこうたくさんあるのです。
数えたことは、ないですが。
しかし、ご本人自身が、自分は、管弦楽の作曲家であると、自負していたくらいですし、実際に、7曲の交響曲や、『タピオラ』などの管弦楽曲は、それが正しいと、証明しているのですが、それでも、ひっそりと咲いている、小さなピアノ曲は、なかなか、みな、魅力的です。
歌曲もそうですが、小さな姿のなかに、巨大な自然がのぞいている、こともある、のであります。
ただし、ベートーベン先生のピアノ・ソナタに臨むような姿勢で聞くと、肩透かしになるかもです。
やましんごときが、なんではありますが、気負わず、昂らず、自然に接していただければな、と、思います。はい。
とはいえ、なかなか、中には、技術的には、難しいものもあるようですが、ピアノ弾けないやましんは、そこは、言えないです。
『ピヒヤラの花咲く時』
『孤独な松の木』
『ポプラ』
『白樺』
『樅の木』
の、5つの小品から成り立ちます。
ある意味、やましんの、いのちの一部みたいな、感じがする、思い出深い作品集なのです。
作曲されたのは、1914年。
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