第564話 『ヴァイオリン協奏曲第19番ト短調』 ヴィオッティ
ヴィオッティ先生(1755~1824)のヴァイオリン協奏曲ならば、第22番がダントツ名高く、次が第23番で、あとは、その他、に、なりそうです。
しかし、番号にして、29番まであるヴァイオリン協奏曲は、構造的には、あまり変化はないけれど、なかなか、よい旋律をふんだんに持っておりまして、見捨てるには惜しい。
この、『第19番』も、かなり、じゅわじゅわ感がありまして、なかなか、良い音楽です。
問題は、第22番以外は、たくさん、録音があるわけでもなく、選択肢は限られていることです。
とはいえ、第2楽章は、いかにも、ヴィオッティ先生らしい、しっとりとした感触がたまりません。
第3楽章は、平凡ではない、特徴的な主題が魅力あり。
全曲録音盤以外に、CDが出ているし、ピアノ協奏曲編曲版もあるようなので、それなりに、人気はあるのだろうと、思います。
まだ、22番、23番をお聞きでないかたは、まずは、22番からお聞きください。
19番は、そのあとあたりで、いかが?
全部聞きたいかたは、イタリア『ダイナミックレーベル』から、全曲入った10枚組のCDが、出ておりました。
録音に、ちょっと、くせがありますが。
まあ、それは、すきずきの問題かな。
他には、全部聞ける手段は、一般には、なさそう。
ときに、『第22番』と『第23番』は、録音されてから、ずいぶん時間はたちましたが、いまだに、ローラ・ボベスコさまを越える演奏はなさそうな。
オーケストラが、すっごく、じみ、なんですが、それが、なぜか、魅力に寄与しているらしいのが不思議な、魔法のような録音で、LPは、ときに、すごいお値段になってたりもいたします。
つけたしですが、第1番の第2楽章なども、どき、とするくらい、なんか、良いです。
・・・・・・うつ 🌺 🌹 うつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
🥩 じゅわ~~~~~!
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